2020年1月7日 公開

トヨタハウス工業(株)｜埼玉県川越市

【業種】 パチンコホール経営
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】

令和元年12月16日にさいたま地裁川越支部より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は新井 賢治弁護士（埼玉県川越市菅原町3-6、TEL 049-227-7650）が選任された。負債総額は30億円内外が見込まれている。財産状況報告集会の期日は4月15日午前11時。

昭和50年8月設立のパチンコホール経営業者。不動産業を主力に事業を開始したが、昭和59年にパチンコ・スロットホールの経営に参入した。以降は店舗数を増やしてパチンコ・スロットホール店の経営に注力する一方で、木造建築工事や不動産仲介と売買も併営していた。その後、主力取引銀行の経営破綻によって取引が整理回収機構に移管してからは、不動産事業の縮小とパチンコホールの一部店舗を閉店するなど業容は縮小を余儀なくされていた。

平成18年7月期は売上高50億4,700万円内外を計上していたが、パチンコ業界の法規制による来店客減少によって業績は低迷。平成26年7月期売上高は12億5,000万円内外まで落ち込み、平成30年7月にパチンコ事業から撤退してからは、不動産仲介業のみを続けていたが、支えきれずに事業継続を断念した。