2019年11月14日 公開
(株)千明社|東京都千代田区
【業種】 印刷製版
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 30億1,000万円内外(1/9月末)
11月13日に東京地裁へ民事再生手続開始を申し立て、同日保全・監督命令を受けた。申立代理人は松田 耕治弁護士(シティユーワ法律事務所、東京都千代田区丸の内2-2-2 丸の内三井ビル7階、TEL 03-6212-5715)、監督委員は野田 聖子弁護士(永沢総合法律事務所、東京都中央区日本橋3-3-4 永沢ビル5階、TEL 03-3273-1800)。負債総額は9月30日時点で債権者250名内外に対し30億1,000万円内外。
昭和25年7月に創業し、昭和30年6月に法人化した印刷業者。カタログやチラシなどの商業印刷を主体に事業を展開。昭和63年に新設した埼玉県幸手市のオフセット輪転印刷工場の稼働後は、企画やデザインから印刷、加工までの全工程の内製化を達成した。その技術を活用して販売促進コンサルティング事業も手掛け、通販業者向けカタログのオフセット印刷を中心に、飲食店や官公庁、不動産業者などに営業基盤を構築した。平成27年5月期には46億円内外の売上高を計上していた。
その後、インターネットの普及によって紙媒体のニーズが弱まる中、外注費などのコストアップによって利益率は低下し、連続赤字を計上。平成27年に画像処理センター、平成30年に本店不動産などを売却して財務改善に努めるも奏功せず、平成30年5月期売上高は42億円内外までに落ち込んで3,000万円内外の赤字を計上。以降の資金繰りは悪化をたどり、自力再建は難しいとして今回の措置を取った。
なお、現在はスポンサー候補の大手上場企業と協議を行っている。
債権者説明会は11月18日午後2時より、すみだリバーサイドホール(東京都墨田区吾妻橋1-23-20)にて開催が予定されている。
業種 | 印刷製版 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 東京都千代田区九段北4-3-8 |
設立 | 昭和30年6月 |
創業 | 昭和25年7月 |
代表者 | 根本 三郎 |
資本金 | 6,600万円 |
年商 | 42億円内外(30/5) |
負債総額 | 30億1,000万円内外(1/9月末) |