2019年11月8日 公開
(株)日本オーナーズクラブ|東京都中央区
【業種】 会員制ホテル運営
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 145億4,600万円内外
特別情報東京版(H28.7.21)他で既報。11月7日に東京地裁へ民事再生手続開始を申し立て、同日保全・監督命令を受けた。申立代理人は多比羅 誠弁護士(ひいらぎ総合法律事務所、東京都港区西新橋1-6-13 柏屋ビル3階、TEL 03-6205-7655)。監督委員は蓑毛 良和弁護士(三宅・今井・池田法律事務所、東京都新宿区新宿1-8-5 新宿御苑室町ビル5階、TEL 03-3356-5251)が選任された。負債総額は債権者260名内外に対し145億4,600万円内外が見込まれているが、変動する可能性がある。
昭和54年5月設立の会員制リゾートクラブ運営業者。当初はリゾートホテル施設「ヴィラ」の不動産区分所有権の販売に注力していた。ピークのバブル期には国内外28カ所に「ヴィラ」を所有していたが、バブル崩壊以降の景気低迷により、分譲販売から所有施設の賃貸にかじを切る事業改革を図っていた。近年は「ホテルグリーンプラザ富士」の運営、平成26年には「ホテルグリーンプラザ浜名湖」の運営権を関係会社の(株)エメラルドグリーンクラブ(平成31年1月30日付本情報号外で民事再生手続開始申立を既報、法人番号:8011101032576)から譲り受けて運営を本格稼働させた。施設はメンバーやビジターなどの安定利用が確保され、平成27年3月期には11億円内外の売上高を計上していた。
しかし、平成10年以降は新規会員の募集を停止したため、会員数は減少傾向となり業績は悪化。既存施設の集客増加を目指し、温泉リゾート施設の開発などに取り組むものの成果が得られず、資金繰りが限界に達し、今回の事態となった。
なお、運営する「ホテルグリーンプラザ浜名湖」「ホテルグリーンプラザ富士」は通常通り営業している。
業種 | 会員制ホテル運営 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 東京都中央区日本橋堀留町1-8-12 |
設立 | 昭和54年5月 |
創業 | 昭和54年5月 |
代表者 | 片桐 仁志 |
資本金 | 1億円 |
負債総額 | 145億4,600万円内外 |