2019年8月22日 公開
(株)ひびき|埼玉県川越市
【業種】 焼き鳥店経営
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 77億0,949万円
8月20日に東京地裁へ民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は鈴木 規央弁護士(渥美坂井法律事務所・外国法共同事業、東京都千代田区内幸町2-2-2、TEL 03-5501-2111)他4名、監督委員には高木 茂弁護士(銀座木挽町法律事務所、東京都中央区銀座4-10-3、TEL 03-6228-4487)。負債総額は77億0,949万円。
平成2年6月創業、平成4年1月設立。焼き鳥店を経営し、平成7年に川越市内に第1号店をオープン。以降、主力店舗「ひびき庵」を埼玉県内を中心に、東京都および茨城県内に出店。「みそだれ」にこだわり、地元産の黒豚を使用した肉料理や焼き鳥の提供を行っていた。メディアに取り上げられるなど知名度も高く、出店ペースの加速とともに業容を拡大。平成30年6月期売上高は20億7,400万円内外を計上していた。
しかし、工場開設や出店数増加などの設備投資に伴う借り入れ返済の負担が重くのし掛かり、加えて店舗管理のための人員増加で経費負担も増大、収益の悪化を招いていた。近年はイベント開催、金融機関からの要請による会社の買収、日本酒オートサーバーの開発など、非食品分野への積極的な投資を行ったが奏功せず、経費負担だけがかさみ、更に収益は悪化していた。
こうした中、大きな収益源でもあった店舗の閉店を余儀なくされ、令和元年6月期には13億円内外の赤字を計上、債務超過に陥ったことで自主再建を断念、今回の措置となった。
なお、8月26日午後2時30分から台東区民会館9階ホールで債権者説明会が開催される予定。
業種 | 焼き鳥店経営 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 埼玉県川越市霞ケ関北2-3-2 |
設立 | 平成4年1月 |
創業 | 平成2年6月 |
代表者 | 日疋 好春 |
資本金 | 1億円 |
年商 | 20億7,400万円内外(30/6) |
負債総額 | 77億0,949万円 |