2019年8月21日 公開
ジャスダック上場の液晶用ガラス加工M社~中間決算でも赤字|特別情報
7月31日に令和元年12月期中間決算を発表し、営業損益は9,000万円の赤字、経常損益は1億2,400万円の赤字、最終損益が9,700万円の赤字となり赤字幅が縮小したものの減収に歯止めが掛からず、4四半期連続で債務超過(1億5,300万円)となった。前期に債務超過に陥ったことから有価証券上場規定に抵触し今年12月31日まで上場廃止に係る猶予期間入り銘柄になっており、今期次第では上場廃止の可能性がある。また、3月11日に「当社に対する訴訟提起について」のお知らせを発表。内容はX社より売買目的物に瑕疵があったことを理由に、登記手続費用、固定資産税、不動産取得税など1,758万円の支払いを求めて訴訟を提起されたもの。当社としては請求には理由がなく、従って当社に支払義務が認められないとして正当性を主張しているが、今後の見通しに不確実性があると考え、弁護士費用などを含む訴訟損失引当金繰入額2,000万円をこの中間決算で特別損失に計上した。続く3月26日には子会社の全株式及び同社に対する貸付債権を4億円余りで自動車関連設備メーカーを子会社とするY社へ譲渡し、これに伴う貸倒引当金の戻入があったが、前述の訴訟損失引当金繰入額の計上により最終損益は赤字となっている。売上の6割程度を占める車載関連部品やスマートフォン関連の部品製造を強化し、同時にコスト削減なども実施。一定の効果は現れ赤字幅は圧縮されているが、引き続き受注は低迷している。今期中に・・・
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