2019年8月6日 公開

オザキ(株)｜東京都墨田区

【業種】 厨房機器製造販売
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 13億0,440万円内外

8月2日に東京地裁へ破産手続開始を申し立て、8月5日に破産手続開始決定を受けた。破産管財人は野田 聖子弁護士（永沢総合法律事務所、東京都中央区日本橋3-3-4 永沢ビル5階、TEL 03-3273-1800）が選任された。負債総額は13億0,440万円内外が見込まれている。

昭和4年11月に創業し、昭和14年11月に(株)尾崎製作所として法人改組後、昭和59年8月に現商号に変更した厨房（ちゅうぼう）機器製造販売業者。外食産業向け業務用ガスレンジ・ガス機器・厨房機器の設計・開発・製造と、保守、メンテナンス、部品販売を主体に事業を展開。本社の他、名古屋、大阪、福岡に営業所を配置し、主に厨房設備・機器販売会社に営業基盤を確立していた。自社ブランドの「ＯＺａＫＩ」を中心とした300機種以上の機器の品ぞろえは、業界内でも高い知名度を誇っていた。官公庁案件や学校の厨房機器なども手掛け、ピークを迎える平成14年6月期売上高は15億2,400万円内外を計上していた。

その後、業績不振が続いて平成22年6月期には債務超過に転落。以降、業績回復は図れずに業績は低調推移。平成30年6月期売上高は6億2,700万円内外まで後退し、支えきれずに事業継続を断念した。