2019年7月17日 公開

(株)小樽管財（旧商号・(株)玉光堂）｜北海道小樽市

【業種】 ＣＤ・ＤＶＤ・楽器販売
【倒産形態】 特別清算手続開始決定
【負債総額】 30億0,600万円内外（30/2）

特別情報東京版（H26.11.21）および東京支社新春情報会（H27.2.4）で既報の同社は、6月27日に東京地裁より特別清算手続開始決定を受けた。負債総額は平成30年2月期末時点で30億0,600万円内外だが、変動する可能性がある。

昭和17年8月に創業し、昭和26年6月に法人化した音楽ソフト販売業者。「玉光堂」「バンダレコード」の店舗名でＣＤ・ＤＶＤを主体とする各種音楽・映像ソフトや楽器・楽譜類の小売り事業を手掛けていた。北海道を中心に、東北、関東エリアなどに店舗を出店し、ピークを迎える平成29年2月期売上高は62億1,500万円内外を計上していた。

その一方で、連続赤字を計上するなど収益面の課題を内包しており、平成17年11月には音楽・映像ソフト卸を手掛ける(株)板橋開発（旧商号・(株)星光堂、法人番号：6011401003444、東京都豊島区）の傘下に入って再建を目指し、平成26年には関係会社の(株)バンダレコード（埼玉県所沢市）を吸収合併して本州への店舗出店を果たした。その後、親会社は(株)メディアリンクス（現・(株)玉光堂、法人番号：5010401076220、東京都墨田区）に変わり、平成30年9月に店舗販売事業およびネット通販事業などを(株)メディアリンクスの子会社(株)玉光堂（法人番号：1010601053568、東京都墨田区）に譲渡。同社は休眠状態となっていたが、1月1日付で(株)玉光堂から現商号に変更し、3月31日開催の株主総会で解散を決議して今回の措置に至った。

なお、店舗の運営は事業譲渡先のもとで継続している。