2019年6月5日 公開
荒川建設工業(株)|東京都千代田区
【業種】 建築・不動産
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 21億1,600万円内外(30/3期末)
特別情報東京版(S59.3.20、S62.3.12、S62.10.31)および東京支社月例情報会(H13.3)で既報の同社は、5月初めに実質的に事業を停止し、事後処理を西川 久貴弁護士(八丁堀西川法律事務所、東京都中央区八丁堀2-22-6 高野ビル5階、TEL 03-6222-8481)に一任、破産手続開始申立の準備に入った。負債総額は平成30年3月期末時点で21億1,600万円内外。
昭和44年4月設立の建築工事・不動産開発業者。建設工事請負から事業を開始し、新築マンションの開発と企画設計事業を展開していた。大手デベロッパーへの販売が伸長した平成12年3月期は、売上高39億7,900万円内外を計上した。その一方で、1980年代から1990年代にかけて展開したリゾートマンション事業は販売不振が続き、手形に関する話が散発し、債務超過に陥っていた。その後、所有不動産の売却や債務免除によって一時、業績は上向きに転じ、債務超過から脱却していた。
しかし、その後は物件の近隣住民とのトラブルなどによる計画延期などで売り上げは後退し、平成30年3月期売上高は11億2,900万円内外まで減少。以降は、競合先との差別化を図るべく傾斜地などの開発を積極的に手がけ、一定の利益を確保しながら債務圧縮に努めるも、支えきれずに事業継続を断念した。
業種 | 建築・不動産 |
倒産形態 | 破産手続開始申立準備 |
所在地 | 東京都千代田区平河町2-11-2 |
設立 | 昭和44年4月 |
代表者 | 荒川 雅晴 |
資本金 | 2,000万円 |
年商 | 11億2,900万円内外(30/3) |
負債総額 | 21億1,600万円内外(30/3期末) |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
1987年10月31日
1987年03月12日
1984年03月20日
特別情報とは
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