2019年4月17日 公開
東証マザーズのスマホゲーム開発Q社~連続営業赤字でGC重要事象等|特別情報
平成27年12月期以降、4期連続営業赤字となったことから継続企業の前提に関する重要事象等が記載された。平成16年3月にモバイルコンテンツの企画開発を目的に設立され、24年6月に東証マザーズへ上場したもので、上場時にはいわく付きの人物が多数役員に就任していたことで注目されたが、そのほとんどがすでに当社を去り、当時の役員は創業社長のX氏と2名を残すのみで、同様に株主も大きく様変わりしている。社員の定着率の低さも影響し、業績も安定していない。30年12月期は同業者との共同開発で多数のゲームソフトを発売したことから、主力のモバイルゲームソフト事業の売上高は前期比75.0%増の54億円となり、赤字も前期の12億円から3億68百万円へと縮小している。一方、30年2月に買収したモータースポーツ事業のY社が売上高17億円を計上し、1億99百万円の黒字を稼ぎ出すなど、業績面で貢献している。この結果、売上高は倍増し経常赤字も縮小したが、減損損失等の特別損失を計上したため、最終赤字は12億円となった。これまで新株予約権の発行で資金繰りを維持してきたため、GCが記載されることはなかったが、連続して大幅な営業赤字を計上したことからGCが記載されることとなった。今回の資本増強策は4月8日にX氏を割当先とする新株式(普通株式335,600株)の発行で、調達する金額は・・・
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