2019年3月27日 公開
東証1部の建設会社N社~不正会計疑惑で決算発表延期|特別情報
不正会計の疑いが浮上し、平成31年3月期第3四半期決算の提出を2度にわたって延長している。きっかけは昨年10月の協力会社による工事代金未払いの問合せによるもので、翌月に監査法人の要請を受けて実態調査が始められた。問題となったのはマレーシア子会社における建設費用の他への流用疑惑や国内子会社長崎営業所の工事原価付け替えが発覚したことなど。2月13日付で特別調査委員会が設置され、31年3月期第3四半期決算の提出を3月14日へ延長した。特別調査委員会が調査を進めると不正が拡大する可能性が出てきた。特に工事原価の付け替えは支社長、支店長、営業所長などの幹部クラスが関与し全国規模で組織的に行われていた実態が明らかとなった。これらに加えて、売上高を先行計上していたという新たな疑惑も判明し、これらの追加調査が完了しなければ四半期レビューの結論が表明できないと監査法人から申し渡されたため、決算の発表を4月15日へと再延長するとともに、3月11日付で社外の専門家で構成される第三者委員会へ移行して徹底解明と再発防止策が講じられることとなった。なお、昨年12月に・・・
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