2019年3月6日 公開
東証マザーズのゲーム制作K社~赤字続きでGC重要事象等の記載|特別情報
連続で大幅な赤字を計上し、継続企業の前提に関する重要事象等が記載された。オンラインゲームの開発を目的に設立された当社は、スマートフォンの普及に伴って業績を伸ばし、平成27年に東証マザーズへ上場した。同年12月期は売上高121億円を計上してピークを迎えたものの、その後は“上場ゴール”を地で行くかのように業績は落ち込み、売上高はわずか2期で半減した。さらに28年12月期はコミットメントラインの財務制限条項に抵触し、29年12月期は決算直前に条項を変更することで抵触を回避した。30年12月期は売上高は前期比7.0%の増加に転じ、赤字幅も大きく縮小している。しかし、前期末に51億円あった現預金は29億円に減少し、借入金も22億円に達している上、財務制限条項に抵触した。融資枠12億円を満額利用しているため、期限の利益を喪失すると資金繰りは一気に悪化するが、現時点で金融機関が一括返済請求の権利を行使しないとの合意を得ているかは確認できなかった。スマホゲームの開発業者が往々にして大幅な赤字に陥るのは増え続ける開発費にある。通信速度のアップと高画質化が開発費の増加に拍車をかけ、ヒット作を出し続けなければ採算は取れない。当社も20億円を超える資金を投下しているにも関わらず、ヒット作に恵まれないまま赤字だけが膨らんでいる。急速な資金流出についてもこのまま見過ごすわけにも行かず、2月1日付で同業の・・・
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