2019年2月20日 公開
東証1部の不動産I社~主力取引行との関係も悪化か|特別情報
オーナーからの集団訴訟を抱えるなか、昨年には界壁施工不備問題が表面化。この件についてこのほど新たな施工不良の判明を公表し今期の最終損失が400億円規模にのぼることを発表した。直前のテレビ番組での告発のインパクトも強く、改めて浮き彫りになった杜撰な経営体質に株式市場のみならず批判が渦巻いている。このような中、昨年12月6日付でX銀行が債権譲渡登記を設定したことが判明。このタイミングでの資金調達には主力取引行との関係悪化も推測され予断を許さぬ状況に変わりつつある。以前よりオーナー会の代表が精力的に動き監督官庁やマスコミ等に情報を提供し、人気テレビ番組も精力取材を続けて当社を告発する内容を放送してきた。先ごろ放送された特集では、調査状況を偽っているのではとのオーナーの告発や、経営陣が本件について虚偽のコメントをしていることを暴いたほか、このような事実を隠して6年前に増資を募ったことに対し専門家が違法性を指摘するという内容だった。当社の対応は常に後手に廻ってきたが、放送後の会見で新たな施工不良の判明を発表した。この場で注目された社長の進退についても、あくまでも辞任の示唆にとどまったことも批判を浴びている。会社側は昨年12月末時点で現預金892億円、自己資本1,069億円、自己資本比率35%で「資金は十分な水準にある」と説明している。しかし実は、冒頭のようにX銀行が債権譲渡登記を設定した。登記原因は・・・
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