2019年1月30日 公開
(株)エメラルドグリーンクラブ|東京都中央区
【業種】 会員制ホテル・ゴルフ場経営
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 450億円内外
特別情報東京版(H23.2.3、H27.1.28)および東京支社夏期情報会(H23.8.4)で既報。1月29日に東京地裁へ民事再生手続開始を申し立て。同日付で保全、監督命令を受けた。申立代理人は多比羅 誠弁護士(ひいらぎ総合法律事務所、東京都中央区銀座8-9-11 銀座天國ビル4階、TEL 03-3573-1578)他7名、監督委員には蓑毛 良和弁護士(三宅・今井・池田法律事務所、東京都新宿区新宿1-8-5 新宿御苑室町ビル5階、TEL 03-3356-5251)が選任された。負債総額は債権者1万2,000名内外に対し450億円内外(うち預託金は150億円内外)が見込まれている。
昭和48年10月設立の会員制ホテル・ゴルフ場経営業者。総合リゾート事業を展開する(株)安達・グリーンワールド(旧・(株)東京グリーントラベル、法人番号:9011101034217、同所)のグループ会社として事業を開始。神奈川県足柄下郡箱根町の「ホテルグリーンプラザ強羅」、千葉県鴨川市の「ホテルグリーンプラザ鴨川」などを運営し、会員が主体ながらビジター客も取り込んで業容を拡大。ピークを迎える平成18年3月期売上高は21億1,000万円内外を計上していた。
一方、国内で会員から預託金を集めて事業展開するリゾート施設運営会社の破綻が相次いだため、同社にも解約が集中して資金繰りは悪化。平成14年には新規会員募集を停止して償還受付も延長していたが、平成26年には預託金返還請求の裁判を起こされる事態が生じていた。以降は、既存施設のみの稼働で集客力増加を図っていたが、成果を上げられずに経営は厳しい状態を強いられており、資金繰りが限界に達したために今回の措置となった。
なお、「ホテルグリーンプラザ強羅」「ホテルグリーンプラザ鴨川」は通常通りに営業を継続中。
業種 | 会員制ホテル・ゴルフ場経営 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 東京都中央区日本橋堀留町1-8-12 さくら堀留ビル3階 |
設立 | 昭和48年10月 |
創業 | 昭和43年8月 |
従業員 | 47名 |
代表者 | 片桐 仁志 |
資本金 | 5,000万円 |
年商 | 19億5,000万円内外(22/3) |
負債総額 | 450億円内外 |