2019年1月23日 公開
ジャスダック上場の惣菜販売Ｇ社～大赤字で債務超過転落へ｜特別情報
平成30年12月期決算で巨額の赤字を計上し、債務超過に転落することが確定的となった。ファミレス大手の傘下にあったが経営不振の当社に対し、24年3月に行なわれたＴＯＢにより起業家・Ｘ氏が社長に就任した。しかし、再建の見込みがないと見切りを付けると、代わって株主として登場したのが人材派遣大手・Ｙ社のグループ企業である。25年12月に大手商社出身で米国の弁護士資格を持つＺ氏を社長に据えたが、金融子会社から現金約4,500万円を着服していたとして、26年8月に解任される（27年7月に強制執行妨害目的財産損壊等（財産の隠匿）容疑で逮捕（27年7月9日付朝日新聞））。Ｚ氏の後任にＹ社オーナー自ら社長に就任したものの、27年12月に辞任、28年11月に株式を大手酒類卸のグループ企業へ売却して撤退した。現在の筆頭株主は同じ酒類卸グループのＵ社で12.3％を保有し、代表も同社出身者が就任している。あわただしい株主や代表の交代が象徴するように当社の経営も迷走しており、27年に参入したラーメン事業は採算が取れないとしてわずか1年で撤退、28年に買収した飲食事業会社や介護事業会社も29年12月期に減損処理をしている。30年4月に株式交換で買収した宅配代行サービスについてものれんの減損処理7億90百万円を余儀なくされ、店舗の撤退費用なども嵩んで純利益は･･･
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