2018年10月26日 公開
続報/朝山化成(株)|埼玉県新座市
【業種】 無害樹脂製造
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 10億円内外
特別情報北関東版(H28.2.24、H28.6.23、H28.7.5)他で既報の後、平成28年7月22日付本情報で事業停止を既報。10月17日に東京地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は溝口 哲史弁護士(中島・宮本・溝口法律事務所、東京都中央区銀座6-4-1 東海堂銀座ビル7階、TEL 03-5537-7878)。負債総額は10億円内外。
合成樹脂製品(低公害樹脂パレットシートなど)の製造業者。昭和33年創業の老舗企業で、主に弁当などに使用するプラスチック容器の加工を手掛け、大手業者への販売ルートを確立してきた。本社と三芳町の2工場の他、かつては東松山工場も有し、平成19年6月期は9億3,800万円内外の売上高を計上していた。
しかし、従前から設備投資などで資金運営は借り入れに依存し、多額の有利子負債を抱えていた他、平成27年6月期末時点で多額の累積赤字を抱えるなど業容は悪化。平成27年10月に取引金融機関全行に対してリスケを要請した他、ノンバンク利用や、平成27年5月には設備のリース取引に際し工場を担保に差し出していた。また、一部金融業者間で同社の振出手形が散見されるなどの動きも見られた。窮屈な資金運営を強いられる中、平成28年6月30日の手形決済が不調に終わり、動向が注目された。先行きの不透明感が増す中、代表はあくまで事業継続に前向きな姿勢を見せていたが、資金のメドがつかず、平成28年7月11日の手形決済が不調に終わったことで同日事業を停止した。平成28年12月以降再建に向けた協議を図っていたが整わず、今回の措置となった。
業種 | 無害樹脂製造 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 埼玉県新座市馬場4-10-21 |
設立 | 昭和51年7月 |
創業 | 昭和33年 |
従業員 | 26名 |
代表者 | 朝山 泰宏 |
資本金 | 3,000万円 |
年商 | 15億1,569万円 |
負債総額 | 10億円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2016年07月05日
2016年06月23日
特別情報とは
「倒産してからでは遅い」という声をよく聞きます。
たしかに与信管理や審査では事前の兆候について社内外からの幅広い情報収集は不可欠ですが、現実にはなかなか容易ではありません。
実は小社の「特別情報」は、独自の取材ルートと確かな実績で長年にわたり金融機関・総合商社をはじめとする審査のプロたちから一目置かれています。
審査マンの心強いパートナーとして、「特別情報」のご活用をお勧めします。
詳しくはお気軽にお問合せください。