2018年10月9日 公開
(株)吉安|東京都足立区
【業種】
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 21億4,200万円内外(29/12期末)
10月9日、東京地裁へ民事再生手続開始を申し立て、同日保全命令を受けた。申立代理人は荒井 清壽弁護士(中央総合法律事務所、東京都新宿区四谷三栄町1-1 CSビル、TEL 03-3358-2702)。監督委員は三森 仁弁護士(あさひ法律事務所、東京都千代田区丸の内2-1-1 丸の内マイプラザ13階、TEL 03-5219-2258)が選任された。負債総額は平成29年12月期末時点で21億4,200万円内外が見込まれている。
昭和8年の創業後、昭和16年6月に法人化した金物・台所用品卸売業者。鍋、釜、フライパンなどを主体とした調理用金物や家庭台所用品を品ぞろえし、ホームセンターや百貨店、専門店などに販路を構築していた。他に、フィスラーやサーモス、ティファールなど海外産キッチンブランドも手掛け、1万2,000点超の多彩なラインアップを展開。また、百貨店や大型ショッピングセンター内にキッチン用品専門の小売店舗「金山新吉」の出店や、ネット販売などにも注力して業容を拡大していた。ピークを迎える平成20年12月期売上高は65億7,400万円内外を計上した。
その後、販売不振が続く中、借入金の負担が重くのし掛かって財務面はぜい弱化。立て直しを図るべく、主力取引先百貨店の売り場面積縮小や、小売店舗を閉店するなどリストラを講じるも資金繰りは悪化。平成29年12月期は売上高36億5,700万円内外まで大きく落ち込んだため、事業継続を断念して今回の措置に至った。
なお、10月11日午前10時から「コンベンションルームAP品川」(東京都港区高輪)にて債権者集会を開催する予定。
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 東京都足立区千住関屋町8-12 |
設立 | 昭和16年6月 |
創業 | 昭和8年10月 |
従業員 | 112名 |
代表者 | 佐藤 和成 |
資本金 | 5,766万8,000円 |
年商 | 36億5,700万円内外(29/12) |
負債総額 | 21億4,200万円内外(29/12期末) |