2018年8月22日 公開
札証アンビシャス上場の美容・アパレル関連F社~子会社代表に倒産歴隠蔽疑惑|特別情報
6月には公募増資で310億円調達するとともに名経営者と謳われるX氏を代表取締役COOとして招聘し、会計監査人も準大手へと変更するなど、M&Aによるグループの急成長に財務体質やガバナンス体制を追いつかせようとする意欲は見られるが、このほど新たな問題が発覚した。今年3月に買収したばかりのY社(ジャスダック上場)の取締役に5月に就任したZ氏は、6月にはアパレル部門子会社のU社の代表とV社(東証1部)の取締役にも立て続けに就任し、グループ内で存在感を高めているようだが、Y社とV社の有価証券報告書では同氏がかつて倒産したW社で代表を務めていた経歴がきれいに削除されている。W社はM&Aによる事業拡大などで一見好調だった矢先に不審手形が市中金融筋で出回り、取引先はその割止め情報の重要性を吟味するまもなくあっという間に倒産したため大きなインパクトを残した。しかもZ氏は25年7月から再生法申請の直前まで代表を務めていたにもかかわらず「申請の当日に辞任の手続をとって逃亡した」(債権者)として波紋を呼んだ経緯がある。その後はある新興アパレルの取締役に就任したが、1年足らずで退任している。同社も今年に入り決算で大幅赤字を計上して投資ファンドへの身売りを余儀なくされたが「赤字の一因はZ氏在籍時の不透明な取引だったらしい」(取引先)とささやかれている。もともとは・・・
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