2018年6月22日 公開
日本海洋掘削(株)、他1社|東京都中央区
【業種】 海洋掘削
【倒産形態】
【負債総額】 1,225億7,800万円内外(2社合計)
特別情報東京版(H29.6.2、H30.4.27)および東京支社夏期情報会(H29.8.9)にて既報。連結子会社のオランダ法人Japan Drilling(Netherlands) B.V.(以下JDN)とともに、6月22日に東京地裁へ会社更生手続開始を申し立てた。申立代理人は丸山 貴之弁護士(弁護士法人大江橋法律事務所東京事務所、東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル2階、TEL 03-5224-5566)他9名。監督委員兼調査委員長は片山 英二弁護士(阿部・井窪・片山法律事務所、東京都中央区八重洲2-8-7 福岡ビル、TEL 03-3273-2600)が選任された。同社の負債総額は平成30年3月31日時点で904億7,300万円内外、JDNは321億0,500万円内外の2社合計1,225億7,800万円内外が見込まれている。
昭和43年4月設立の海洋掘削業者。海外における石油・天然ガスの探鉱開発に関する掘削工事を展開し、石油資源開発(株)(東証1部上場、東京都千代田区)および三菱マテリアル(株)(東証1部上場、東京都千代田区)の持分法適用関連会社となっている。海洋掘削の市況は原油価格などに大きく左右されやすいが、ピークを迎える平成26年3月期売上高は401億円内外を計上していた。
しかし、平成27年3月期以降は下降線をたどって、2期連続して赤字を計上。平成29年3月期にシンジケート・ローンやリース契約にかかる財務制限条項に抵触する事態も生じていた(期限の利益の喪失は回避)。
なお、今年初の上場企業の倒産となり、平成29年11月1日に破産手続開始決定を受けた(株)郷鉄工所(岐阜県不破郡)以来の破綻となる。
業種 | 海洋掘削 |
設立 | 昭和43年4月 |
創業 | 昭和43年4月 |
従業員 | 200名 |
代表者 | 市川 祐一郎、他1名 |
資本金 | 75億7,200万円 |
年商 | 202億7,200万円内外(30/3) |
負債総額 | 1,225億7,800万円内外(2社合計) |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2018年04月27日
2017年06月02日
特別情報とは
「倒産してからでは遅い」という声をよく聞きます。
たしかに与信管理や審査では事前の兆候について社内外からの幅広い情報収集は不可欠ですが、現実にはなかなか容易ではありません。
実は小社の「特別情報」は、独自の取材ルートと確かな実績で長年にわたり金融機関・総合商社をはじめとする審査のプロたちから一目置かれています。
審査マンの心強いパートナーとして、「特別情報」のご活用をお勧めします。
詳しくはお気軽にお問合せください。