2018年5月31日 公開
(株)RCハウジング|愛知県豊橋市
【業種】 住宅建築、分譲
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 70億8,900万円内外(29/3月末)
特別情報名古屋版(H30.1.24)、名古屋支社情報会(H30.2.21)、US情報名古屋版(H30.4.30)他で既報の同社は5月31日、名古屋地裁へ民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は佐久間 信司弁護士(名古屋第一法律事務所、名古屋市中区丸の内2-18-22、TEL 052-211-2239)他。平成29年3月末時点での負債総額は70億8,900万円内外。
社名の通りRC(鉄筋コンクリート)戸建て住宅の分譲を手掛けている。地元愛知県の他、気象条件の厳しい北海道や沖縄県を地盤として営業展開。積極的な経営姿勢によって規模を拡大してきた。木造志向の強い地元よりもむしろ、こうした地域で知名度が高いとの評も聞かれ、全国では年間330棟以上を供給してきた(平成29年3月期実績)。
業績面に関して、平成29年3月期は118億8,992万円まで売上高を伸ばしたが、一方の採算面は最終で9,900万円内外の黒字にとどまるなど採算面が充実しているとは言い難く、財務面も販売用不動産や未成工事支出金などの在庫勘定が30億円内外に達するなど軟化傾向にあった。
こうした中、平成29年夏ごろより「リストラ加速?」「営業拠点の更なる統廃合?」といった風評が関係者の間で流れ始め、平成29年12月には社内No.2の専務取締役であった太田 稔也氏が社長と意見が合わずに退社。その直後から一気に信用不安状態となっていた。
業種 | 住宅建築、分譲 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 愛知県豊橋市東郷町60 |
設立 | 平成6年3月 |
創業 | 平成6年3月 |
従業員 | 44名 |
代表者 | 笠原 宏司 |
資本金 | 3,000万円 |
年商 | 118億8,992万円(29/3) |
負債総額 | 70億8,900万円内外(29/3月末) |