2018年4月18日 公開
東証2部の試験機メーカーK社~決算発表を延期|特別情報
昨年発覚した中国子会社での不正経理に対する監査が遅れていることから、予定されていた決算短信の発表を延期することとなった。中国子会社のX社における不正経理は28年1月から29年3月にかけて中国人のY総経理(当社執行役員、後に解任)によって行われたもので、内部告発により発覚した。「架空売上による売掛金の過大計上」「売上原価の過少計上と仕掛品の過大計上」「不適切なリース取引」などの不正経理は当社からの業績に対する圧力が要因のひとつとされるが、「商品券の着服」「外注先への経営資源の不正流用」「不適切なコンサルティング費用等の支出」「不適切な家賃の支出」など私的流用をしていたことも発覚している。当社からは社長をはじめ財務担当の副総経理を派遣するなど、一定のコントロール下にあったというものの実際はまったく機能していなかったことになる。Y氏はすでに中国の捜査当局により身柄拘束され、刑事告訴されている。29年12月期の決算短信は4月13日発表予定であったが、X社の監査が長引いていることから延期することとなった。純利益は・・・
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