2018年3月2日 公開
愛鋼商会(株)|神奈川県厚木市
【業種】 産業廃棄物収集運搬・解体工事
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 10億2,600万円内外(29/4期末)
東京支社月例情報会(H28.8.25、H30.2.22)、東京支社新春情報会(H29.2.7)および特別情報東京版(H28.10.17)で既報。2月28日に事業を停止し、事後処理を廣澤 幹久弁護士(弁護士法人廣澤法律事務所、東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル618、TEL 03-3580-2081)他1名に一任して、破産手続開始申立の準備に入った。負債総額は平成29年4月期末時点で10億2,600万円内外が見込まれている。
昭和37年10月に創業し、昭和45年5月に法人改組した産業廃棄物収集運搬業者。周辺の製造業者が排出する廃棄物の収集運搬と中間処理事業が主力ながら、解体工事を主体とした各種工事も手掛けている。近年はゼネコン各社からの解体工事の受注が増加。拡大傾向のピークを迎えた平成28年4月期売上高は13億6,500万円内外を計上していた。しかし、受注増加の一方で、受注価格の下落や工事延期の発生により採算割れを散発。収益性は低調に推移し、財務面は圧迫されていた。
そうした中、解体工事で大きな受注案件を獲得するも、銀行からの借り入れが膨らみ資金繰りは悪化。金融機関に返済猶予を要請して回復を目指すが、平成25年9月、平成28年7月、平成29年1月、平成29年12月とノンバンクが断続的に債権譲渡登記を付けるなど、資金繰りはひっ迫。平成29年4月期は売上高11億4,200万円内外に減収し、320万円内外の最終欠損を計上。以降、取引先への支払い遅延を散発し、支えきれずに今回の事態となった。
業種 | 産業廃棄物収集運搬・解体工事 |
倒産形態 | 破産手続開始申立準備 |
所在地 | 神奈川県厚木市愛甲西3-9-22 |
設立 | 昭和45年5月 |
創業 | 昭和37年10月 |
従業員 | 33名 |
代表者 | 秋山 浩二 |
資本金 | 4,500万円 |
年商 | 11億4,200万円内外(29/4) |
負債総額 | 10億2,600万円内外(29/4期末) |