2018年1月31日 公開
東証マザーズの飲食店経営A社~2度目の返済延長|特別情報
昨年10月に借入金の返済期日を延長しているが、1月31日分も再度延長することとなった。昨年5月30日にジャスダック上場のX社から自社株式を担保に運転資金2億円(年利3%、返済期限29年11月30日)を調達した際は一旦資金繰りは落ち着いたかに見えた。ところが、同年6月の株主総会で選任された監査法人との監査契約では7月末までに資金調達に目途をつけることが前提となっていたが、その目途がつかなかったため、7月26日をもって監査法人が就任を辞退し、再び資金面に注目が集まった。結局、代表のツテで7月31日に友人が経営するY社から代表の個人保証で1億50百万円(年利3%、返済期限29年10月31日)を調達し資金ショートを回避した。しかし、業績の改善が進まない中にあって10月31日返済分の資金手当てができず、30年1月31日まで延長することとなった。一方、11月30日を返済期限とするX社とは経営上の相乗効果が見込めないとして10月31日に業務提携交渉を打ち切り、経営コンサルタントのZ社から2億円(年利2.0%、返済期限30年1月31日)を調達して繰上げ返済した。2社から調達した計3億50百万円の借入金の返済原資は、30年1月中にZ社の100%子会社が組成するSPCを割当先とする第三者割当増資で8億円を調達する予定であったが、証券取引所への説明に手間取り、2月26日まで先送りされることとなった。そのため、両社に対する返済期日を2月末まで延長する一方、Z社の代表が・・・
続きを読むには特別情報の会員申込みが必要です。
詳細は小社までお問合せください
特別情報とは
「倒産してからでは遅い」という声をよく聞きます。
たしかに与信管理や審査では事前の兆候について社内外からの幅広い情報収集は不可欠ですが、現実にはなかなか容易ではありません。
実は東京経済の「特別情報」は、独自の取材ルートと確かな実績で長年にわたり金融機関・総合商社をはじめとする審査のプロたちから一目置かれています。
審査マンの心強いパートナーとして、「特別情報」のご活用をお勧めします。
詳しくはお気軽にお問合せください。
無料お知らせメール登録
債権・動産譲渡登記リスト、問合せ集中ランキング、特別情報が更新されたことをお知らせするメールサービスを実施しております。 メールサービスの登録は無料です。お気軽にお申込み下さい。