2018年1月10日 公開
東証1部のゲーム開発会社U社~大株主の不祥事|特別情報
平成28年5月に台湾GTSM市場に上場していた同業のX社と資本業務提携を締結し、X社が当社代表に次ぐ第2位株主となったが、何の実績もないまま、提携を解消することとなった。
ソーシャルゲームの企画・開発・運営を目的に平成22年に設立された当社は、僅か3年で東証マザーズに上場し、翌年に東証1部へ指定替えするなど、その成長ぶりには目を見張るものがあったが、開発費の負担増などにより前期まで4期連続赤字となっている。業界内では増え続ける開発費の負担を軽減するため、同業他社との資本業務提携が活発化している。
当社もX社と資本業務提携を締結し、転換社債8億55百万円を発行すると同時に、6億33百万円でX社の発行済株式の約1.1%を取得した。ところが、X社との協業が何一つ進まないまま、X社は29年10月に上場廃止となり、代表Y氏が証券取引法違反等により台湾検察当局に逮捕されるという事件が発生した。X社に対しては28年8月に株式公開買付(TOB)による上場廃止が予定されていたが、結果的にTOBは失敗となり、その際にY氏がインサイダー情報による株価操縦や業務上横領などをしていたというもの。
当社はこれまでにX社の株式評価損5億40百万円を計上してきたが、X社自体が刑事訴追されたわけではないとして資本業務提携を継続していく方針であった。
しかし・・・
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