2017年12月7日 公開
(株)やまと|山梨県韮崎市
【業種】 食品スーパー経営
【倒産形態】 弁護士一任
【負債総額】 16億6,900万円内外(29/6月末)
東京支社月例情報会(H28.4.14)および特別情報東京版(H28.5.19)で既報。12月6日に事業を停止し、破産手続開始申立の準備に入った。事後処理を古屋 俊仁弁護士(古屋法律会計事務所、甲府市北口1-1-8 甲府北口ビル、TEL 055-254-3915)他2名に一任している。負債総額は平成29年6月末時点で16億6,900万円内外(一般債務4億5,400万円内外、金融債務12億1,500万円内外)が見込まれている。
大正元年8月創業、昭和26年2月に法人改組した老舗の食品スーパーマーケット経営業者。山梨県韮崎市および峡北エリアを中心に、生鮮3品と惣菜(そうざい)を主力とした店舗を16店舗運営していた。ピークを迎える平成20年6月期売上高は64億4,300万円内外を計上していた。
しかし、大手量販店や地元同業他社の出店攻勢と低価格販売の競争により、来店客数と客単価は減少。減収傾向は強まり、平成26年6月期売上高は47億9,200万円内外にダウンして債務超過に転落。平成26年10月には取引金融機関に対し、借入金返済猶予の経営改善計画を提出し、不採算店舗の閉鎖などリストラに着手。業績好転を目指していたが、主力仕入れ先から質権設定されるなど信用不安が続いた。
その後、店舗数を9店舗まで削減するなどしてスリム化を図るが、平成29年6月期売上高は27億4,700万円内外に大きく減収。4期連続の減収と赤字決算となる中、金融機関や主力仕入れ先からの協力を受けて経営再建を目指すも、奏功することなく今回の事態となった。
業種 | 食品スーパー経営 |
倒産形態 | 弁護士一任 |
所在地 | 山梨県韮崎市富士見2-12-36 |
設立 | 昭和26年2月 |
創業 | 大正元年8月 |
従業員 | 70名 |
代表者 | 小林 久 |
資本金 | 3,000万円 |
年商 | 27億4,700万円内外(29/6) |
負債総額 | 16億6,900万円内外(29/6月末) |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2016年05月19日
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