2017年12月5日 公開
プラスワン・マーケティング(株)|東京都港区
【業種】 情報通信機器卸
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 26億円内外
特別情報東京版(H28.2.25、H28.11.8)で既報。12月4日、東京地裁へ民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は柴原 多弁護士(西村あさひ法律事務所、東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー、TEL 03-6250-6200)。監督委員には蓑毛 良和弁護士(三宅・今井・池田法律事務所、東京都新宿区新宿1-8-5 新宿御苑室町ビル5階、TEL 03-3356-5251)。申立時点の負債総額は債権者185名内外に対して26億円内外が見込まれている。
平成24年10月設立。オリジナルブランドの携帯情報端末の製造販売とSIMカードの通信サービス「FREETEL SIM」を展開。人気タレントのテレビCMを活用し、今春から首都圏エリアを中心に自社店舗「フリーテルショップ」で販売を開始し、8月時点で40店舗内外を運営していた。
並行して大手家電量販店にも販路を構築し、平成29年3月期売上高は100億5,800万円内外を計上していた。しかし、当初の出店計画は想定を下回り、広告宣伝費が重くのし掛かる中、同業との競争が激化。
また、平成27年3月期以降、3期連続で営業段階から赤字計上を余儀なくされていた状況下で、11月にFREETEL SIM事業の権利義務を楽天(株)(東証1部上場、東京都世田谷区)に吸収分割で事業継承したうえで、今回の措置となった。
なお、スポンサー候補の(株)MAYA SYSTEM(東京都新宿区)との間で基本合意書を締結。(株)MAYA SYSTEMの支援下で事業再生を進める具体的な協議を継続している。
業種 | 情報通信機器卸 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 東京都港区西新橋2-8-6 |
設立 | 平成24年10月 |
従業員 | 80名 |
代表者 | 増田 薫 |
資本金 | 52億3,226万円 |
年商 | 100億5,800万円内外(29/3) |
負債総額 | 26億円内外 |