2017年11月22日 公開
東証1部の電子部品商社O社~ファンドの出口戦略|特別情報
6月29日開催の株主総会で投資会社のX社らが提案した社外取締役が選任されたことから今後の行方が注目されていたが、早くも別の投資ファンドへ売却されることとなった。X社と同じく有名アクティビストのY氏が関与するZ社が大量報告書を最初に提出したのは平成27年1月のことで、同年6月の株主総会ではY氏側の株主提案が否決されるという憂き目に遭ったが、29年6月の株主総会では当社株式を35.1%まで買い増ししたことから可決され、Y氏側推薦の社外取締役が就任することとなった。次の焦点はY氏側の出口戦略であったが、投資ファンドのV社傘下のW社が実施するTOB(株式公開買付け)に応じることで合意した。V社は日本、中国、韓国を拠点に活動し、運用資金は149億米ドルに及ぶ。日本では7件の投資実績がある。当社がV社と最初に接触したのは株主総会前の5月中旬のことで、6月上旬にはTOBによる当社株式の非公開化の提案を受けている。この時点でV社側の提案がY氏側に伝わっていたかは定かではないが、当社社長をはじめ、経営陣はY氏の影響を排除するため、前向きに考えていたようである。8月に入るとV社から買付価格を・・・
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