2017年11月15日 公開
ジャスダック上場の投資・金融会社N社~タイの上場子会社に監査法人が意見不表明 |特別情報
連結子会社であるX社(タイ証券取引所上場、金融業)が大手監査法人より10月27日付で「無限定適正意見」から「意見不表明」への修正を受けたことから波紋を呼んでいる。投資会社Yグループの実質的な代表であるZ氏は、当社が平成19年9月に実施した第三者割当増資をYグループのV社が引き受けたことにより当社を傘下に収め、翌20年6月にはW社(東証2部)も第三者割当増資に応じる形で傘下に収めている。W社については増資資金12億45百万円が払い込まれた後にW社からYグループへ27億円も資金が引き出されたことから証券取引等監視委員会による強制捜査を受けたが、後にお咎めなしとなっている。また、今年4月の本情報「実質オーナーに課徴金命令」で既報のとおり、Yグループのタイにあるホテル投資会社が発行した8億円の社債に対し、当社が小額の資金を4回に分けて循環させて払い込んだ、いわゆる「見せ金」であり、これら偽計により当社の株価を急騰させたとして金融庁がZ氏に対し、約41億円もの課徴金納付命令を下している。しかし、こうした「見せ金」や株価操作に対し、なぜか刑事事件に発展することはなかった。今回のX社に対する「意見不表明」への修正は、X社CEOのZ氏よる偽計及び不正行為に対し、タイ証券取引所の申し立てによりタイ法務省特別捜査局が調査することとなり、刑事事件に発展する可能性もあるためとしている。X社には・・・
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