2017年11月7日 公開
(株)白井産業|静岡県藤枝市
【業種】 組立家具製造
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 50億円内外
11月6日、静岡地裁へ民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は石井 健弁護士(アンダーソン・毛利・友常法律事務所、東京都港区元赤坂1-2-7 赤坂Kタワー、TEL 03-6894-1137)他5名。監督委員には山本 正幸弁護士(まどか法律事務所、静岡市葵区呉服町1-1-14 呉服町圭田ビル7階、TEL 054-255-2819)が選任されている。負債総額は50億円内外と伝えられている。
昭和38年8月設立の組立家具製造業者。設立当初は飲料水用の木製ケースの製造を主業としていたが、昭和49年ごろから組み立て式家具の製造に乗り出し、自社ブランド品を流通させた他、ホームセンターの受託生産メーカーとしての一面も併せ持ち、ピーク時の昭和63年1月期売上高は125億1,500万円内外を計上していた。
しかし、海外の安価な製品との競合により売上高は低下。同社もグループ会社の統合、物流システムの改善、多品種、小ロット、ロープライス製品の製造強化のため本社工場を増改築するなど設備投資を行い、業況打開に努めていたが、平成29年1月期売上高は43億円台にまで落ち込んでいた。
売り上げ減少に伴い、資金繰りは悪化。自助努力での再生は困難と判断し、静岡中小企業支援5号投資事業有限責任組合、ルネッサンスセブン投資事業有限責任組合をスポンサーに選定したうえで、静岡地裁に民事再生手続開始を申し立てた。
なお、同社の事業、従業員は平成30年2月設立予定の新会社に継承する予定。加えて、金融債務および一部のリース債務を除く一般債務は裁判所の許可、監督委員の同意を得たうえで、通常通り弁済される見通しと伝えられる。
業種 | 組立家具製造 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 静岡県藤枝市善左衛門1471-2 |
設立 | 昭和38年8月 |
創業 | 大正6年4月 |
従業員 | 85名 |
代表者 | 松本 貢 |
資本金 | 4,860万円 |
年商 | 43億6,300万円内外(29/1) |
負債総額 | 50億円内外 |