2017年7月24日 公開
(株)ゴルフスタジアム|東京都豊島区
【業種】 ゴルフスクール運営など
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 56億6,200万円内外
東京支社情報会(H29.3.16)および特別情報東京版(H29.4.17)にて既報の同社は7月21日、東京地裁より破産手続開始決定を受けた。6月27日付で債権者より破産手続開始申立が行われていた。破産管財人は島田 敏雄弁護士(東京都千代田区永田町2-11-1 山王パークタワー21階、TEL 03-6206-1310)。申立書による負債総額は56億6,200万円内外。この内の大部分、36億7,700万円内外はゴルフレッスンプロなど取引先に対する未払い広告料が占める。
スポーツデータの解析事業、ソフト開発などを行う(株)アソボウズ(東京都狛江市、片山 宗臣代表)より同社のゴルフ部門を継承し、平成16年9月に設立した。
創業当初より「スポーツIT企業」を掲げ、データ解析を基にしたアマチュアゴルファー向けの各種レッスン用商材などを開発する他、都内2カ所でのゴルフスクール運営、近年は広告報酬キャッシュバックでホームページを実質無料で運営出来るシステム「Contents Management System」の提供が業績を引っ張り、平成24年8月期に14億円内外であった売上高が30億円を超えていた。
上記システムは、各ゴルフ関連事業者は同社より信販会社を通じ、定価360万円のソフトウエアのリース契約を組むことで同社が一括しホームページの製作管理を受託。信販会社への月あたり6万円のローン支払いは同社がキャッシュバックする同額のバナー広告収入で補充し、実質無料となるのが同契約のスキームだった。
しかしこの間、主力商材に育てようとスイング撮影機「Motion Analyzer(モーションアナライザー)」の開発・販売にも注力していたが、同社の支払い滞りにより発売元のKDDI(株)からは納入停止を受け、更にその後の3月には全国1,000カ所を超える取引先に対しシステム広告料の支払いがストップしたことで信用不安が広まり、被害者の会を設立される事態となっていた。
業種 | ゴルフスクール運営など |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 東京都豊島区南大塚2-11-10 |
設立 | 平成16年9月 |
創業 | 平成16年9月 |
従業員 | 76名 |
代表者 | 堀 新 |
資本金 | 5,100万2,500円 |
年商 | 30億1,177万円(28/8) |
負債総額 | 56億6,200万円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2017年4月17日
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