2017年4月3日 公開
(株)東洋館|長崎県雲仙市
【業種】 旅館
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 37億円内外
3月31日、長崎地裁へ破産手続開始を申し立て、同日破産手続開始決定を受けた。申立代理人は鮎川 泰輔弁護士(虎ノ門法律経済事務所長崎支店、長崎市大黒町11-8 長崎東京生命館5階C室、TEL 095-895-5333)。破産管財人は福崎 博孝弁護士(弁護士法人ふくざき法律事務所、長崎市樺島町4-6 ソフィアビル2階、TEL 095-824-8186)。負債総額は37億円内外が見込まれる。
昭和20年10月、温泉旅館東洋館として創業、昭和39年3月法人化し「ホテル東洋館」をオープンした。雲仙温泉観光地域の中心部に位置し、客室127室の他、大宴会場や屋上露天風呂を備えた大型観光ホテルとして地元同業界ではトップクラスの規模と知名度を誇る。温泉ブームに乗り平成5年6月期は20億円台の売上高を計上。しかし、その後は観光需要の変化で団体旅行客をはじめとする観光客が減少。売上高は減少の一途をたどり、前期(平成28年6月期)は年商6億円内外まで落ち込んでいた。また、「ホテル東洋館」新築に加え、平成10年ごろの大規模改修工事により借入金は肥大化するなど資金繰りは厳しさが続いていた。なお、「ホテル東洋館」は2月、別会社に事業譲渡し、営業を続けている。
業種 | 旅館 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 長崎県雲仙市小浜町雲仙128 |
設立 | 昭和39年3月 |
創業 | 昭和20年10月 |
従業員 | 50名 |
代表者 | 石田 直樹 |
資本金 | 5,000万円 |
年商 | 6億円内外(28/6) |
負債総額 | 37億円内外 |