2017年2月10日 公開
日本医薬品中国販売(株)|岡山市中区
【業種】 医薬品卸売り
【倒産形態】 破産手続開始申立
【負債総額】 50億円内外
広島支社定例情報会(H24.10.10)、特別情報中国版No.130-1-100319(H26.11.28)、No.130-1-100508(H28.6.20)、US情報中国版(H28.6.30)他で経営難を既報の同社は2月9日、グループ会社の日医工中国販売(株)(同所、同代表)、(株)日医工神戸(神戸市東灘区住吉山手7-5-11、同代表)、(株)日医工四国(高松市松島町3-24-6、同代表)とともに、岡山地裁に対して破産手続開始申立を行った。申立代理人は田口 和幸弁護士(阿部・井窪・片山法律事務所、東京都中央区八重洲2-8-7 福岡ビル9階、TEL 03-3273-2600)他2名が受任。負債総額は50億円内外にのぼる見通し。
昭和40年7月創業、昭和44年8月に法人化した医薬品卸会社。ジェネリック医薬品大手である日医工(株)(富山市)の代理店としてジェネリック医薬品専門の卸事業を展開。本社地を拠点に、グループ会社を設立することで、四国や関西圏までエリアを拡大。グループとして、病院や調剤薬局に営業基盤を構築し、ジェネリック医薬品の普及を背景に、平成25年7月期には40億円規模の売上高を計上していた。
しかし、競合激化が進む中、業容拡大に伴い資金面が慌ただしさを増し、更には本業以外の不動産投資に伴う借入金も資金面を圧迫。近年に入ってからは、取引先各社が相次いで債権譲渡登記および動産譲渡登記を設定。支払い遅延の常態化や金融機関に対して借入金の返済リスケジュールを要請するなど、厳しい資金繰りを余儀なくされていた。
人員削減などのリストラや所有不動産の売却などを進めてきたものの、経営状態の改善には至らず、事業継続は困難と判断し、この度の法的措置を選択した。
業種 | 医薬品卸売り |
倒産形態 | 破産手続開始申立 |
所在地 | 岡山市中区浜1-15-71 |
設立 | 昭和44年8月 |
創業 | 昭和40年7月 |
従業員 | 52名 |
代表者 | 鶴海 利之 |
資本金 | 5,500万円 |
負債総額 | 50億円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2016年06月20日
2014年11月28日
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