2017年2月1日 公開
東証1部の遊技機メーカーW社~業績予想を大幅下方修正|特別情報
平成29年3月期の業績予想を大幅に下方修正したことから注目されている。アニメ制作会社やテレビ局、出版社などからキャラクターの版権を取得し、その版権を基に遊技機(パチンコ・パチスロ)メーカーとのタイアップで企画・開発・販売するというビジネスモデルで、大半の遊技機メーカーと取引関係にある。パチスロの5号機問題で平成21年3月期に赤字決算となったものの、その後は自慢の営業力で業績を伸ばしてきた。しかし、ここにきてパチンコ機の「釘問題」で新たな局面を迎えることとなった。問題の発覚は平成27年に遡る。警察庁の要請により27年6月から2ヶ月に亘って全国161店舗、計258のパチンコ台を調査した結果、すべての台の釘が不正に調整されていたことが判明した。当初はホール側がやり玉に挙げられたが、後に「型式試験」の認定を受けた機種とは違うものがメーカーから出荷されていることが発覚。警察庁は業界に自主撤去を求め、業界側も28年末を期限として不正機種を撤去することとした。この事態に対し当社は遊技機の入れ替え需要を期待していた節があり、29年3月期の業績見通しを大幅な増収増益としていた。しかし、そうした思惑とは裏腹に、遊技機の販売台数は激減しており、当社のリリースによると25年度の約347万台から26年度は約325万台、27年度は約285万台となり、28年度は約245万台へとさらに落ち込むと想定している。こうした市況の悪化を受け、当社は29年3月期の業績予想を営業赤字へと大きく下方修正した。なお、下方修正のもう一つの理由として・・・
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