2017年1月25日 公開
東証2部の電子部品メーカーV社~中国企業による増資失権|特別情報
昨年12月15日に予定されていた第三者割当増資が払い込まれず、新株式がすべて失権したことから注目を集めている。増資割当先は中国の深セン証券取引所に上場するX社。当社から長年技術供与や生産委託を受けていた経緯があり、増資引受に伴い第2位株主として当社と資本業務提携を結ぶはずだったが、「海外送金に関する中国当局の許認可が得られていない」として払い込みができなかった。当社関係者は「大統領選の結果を受けた米国金利の上昇で中国からの資金流出が加速し、当局が神経を尖らせているタイミングに重なってしまった。ただし、提携の基本は揺るがず、あくまで送金の許可を求めていく」とコメントしている。当社は低収益体質に陥っている上、かねて既報のとおり、独占禁止法違反による米司法省との司法取引で課徴金を特損計上するため、昨年9月末の自己資本比率は3%を割り込んでいる。増資で財務体質を強化するとともに、調達資金を工場の設備投資に充てる成長戦略を描いていた。メインのみずほ銀行をはじめとする金融機関・・・
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