2016年11月16日 公開
東証1部のソーシャルゲームN社~業績改善みられず
設立僅か3年で東証マザーズに上場し、翌26年東証1部へ指定替えとなるなど、その成長振りには目を見張るものがあったが、年商は平成26年9月期をピークに頭打ちとなり、翌期には2期連続赤字で財務制限条項に抵触することとなった。期限の利益の喪失については免除を受けたものの、28年9月期第2四半期に定期預金2億円を担保提供するなど、金融機関の見る目は厳しくなっている。こうした中、今年5月に台湾企業X社と資本業務提携を締結し、経営再建を図ることとなった。具体的にはX社を割当先とする転換社債を発行したが、得られた資金はX社の株式取得資金に大半が充てられ、運転資金として残ったのは2億円足らずだった。こうしてX社との協業が始まったものの、その効果が出てくるのはまだ先の話。その一方で優良企業と見られていたX社の株価が急落に見舞われ、28年9月期決算で多額の投資有価証券評価損を計上せざるを得なくなった。通期の業績予想については「合理的な算定ができない」として未だ公表されていないが、第3四半期までですでに…
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