2016年10月19日 公開
(株)味彩|東京都多摩市
【業種】 仕出し弁当製造
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 23億円内外
10月17日に東京地裁へ民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は高井 章光弁護士(高井総合法律事務所、東京都港区西新橋1-15-5、TEL 03-3519-7800)他2名。監督委員には村上 寛弁護士(弁護士法人大江橋法律事務所東京事務所、東京都千代田区丸の内2-2-1、TEL 03-5224-5566)が選任されている。負債総額は23億円内外の見込み。
昭和41年創業の仕出し弁当製造業者。母体となる柳寿司が昭和51年に法人設立すると、平成4年6月に柳寿司から分離独立するかたちで設立した。平成18年に東京都立川市、平成24年9月に東京都多摩市におのおのセントラルキッチンを開設し、主力の弁当は首都圏の有名スーパーの店内などで「柳寿司」の店名で販売。著名料亭の弁当製造を受託し、都内の他、神奈川県、埼玉県、千葉県などの葬儀社などを通じてケータリングや仕出しを提供し、平成26年5月期の売上高は35億7,300万円内外を計上していた。
しかし、上記の東京都多摩市諏訪に竣工した本社兼セントラルキッチンへの設備投資に伴う借り入れ負担が重くなる中、価格競争激化から当初見込んでいた売上高に届かず、金融債務の返済負担などが収益を圧迫していた。仕入れや物流のコストを圧縮する一方で、平成22年以降は順次不採算店舗の閉鎖も行ってきたが、売上減を補いきれずここへきて資金繰りが限界に達し、自主再建を断念した。
同業者を含め複数社がスポンサー候補に手を挙げていると聞かれる。
業種 | 仕出し弁当製造 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 東京都多摩市諏訪6-2-3 |
設立 | 平成4年6月 |
創業 | 昭和41年 |
代表者 | 後藤 秀文 |
資本金 | 3,000万円 |
年商 | 35億7,300万円内外(26/5) |
負債総額 | 23億円内外 |