2016年9月28日 公開

ジャパントータルロブロス(株)｜東京都港区

【業種】 飲食店運営
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 15億円内外

東京支社月例情報会（H27.1.15）で既報のジャパントータルロブロス(株)は、9月26日に東京地裁へ民事再生手続開始を申し立て、同日保全命令を受けた。負債総額は債権者100名内外に対し15億円内外。申立代理人は郡谷 大輔弁護士（西村あさひ法律事務所、東京都千代田区大手町1-1-2、TEL 03-6250-6200）他3名、監督委員は高木 茂弁護士（銀座法律会計事務所、東京都中央区銀座4-10-3、TEL 03-6228-4487）。

平成16年に現代表が創設。カフェ、スイーツ、ベーカリー3業態の飲食店を展開し合計8店舗を有していた。東京駅、渋谷、自由が丘、恵比寿、吉祥寺、幕張新都心などへ徐々に新規出店し、平成27年6月期には売上高13億0,400万円内外を計上するなど、この数年間はわずかながらも増収基調で推移していた。

しかし、大型商業施設への出店に伴い費用がかさみ、借入金は10億円規模に膨らむ中、期待したほどの集客は得られず収益は低調に推移し、いくつかの店舗で閉店を余儀なくされるなど損失が拡大していた。財務面の脆弱さもあり、金融機関の与信も低く、資金調達余力も乏しい中、ここ数年は資金繰りが悪化していた。

なお、今後は飲食店のＦＣ事業の他、多数の再生企業を傘下に収める東証ＪＡＳＤＡＱ上場の(株)ジー・テイスト（名古屋市北区）がスポンサーとなり、同社を支援する方針。営業は継続している。