2016年9月28日 公開
東証1部の通信サービスG社~監査法人交代|特別情報
前期計上した大口売掛金に回収懸念が生じている上、6月の定時株主総会で不振企業の駆け込み寺とも云われる監査法人に会計監査人が交代しており、先行きを案じる声が聞かれる。昨年3月発売の有名ブランドを冠したスマートフォン端末が大誤算だった。台湾の製造委託先がスマホ端末を作ったことがなかった結果、出荷は当初の予定よりも3か月間遅れ、消費マインドが冷え込んだ。高価格帯の設定も裏目に出てしまい、年初に通期業績を黒字予想から一転大幅赤字への下方修正を強いられた。さらに端末在庫の現金化を急ぎ前期末で5億円余りもの大口債権を有することになったX社との取引を巡り、当時の会計監査人からの指摘により上記下方修正からさらに2億85百万円の貸倒引当処理をおこなった。リリースによればX社からの4月末の入金が予定通り履行されなかったとあるが、8月中旬時点でも回収済みは1,000万円足らずという状況だ。X社の財務状況を見抜けなかった審査体制は今後大いに改善すべき点といえる。また、5月の業績修正とともに発表した会計監査人の交代で新たに就いた…
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