2016年9月7日 公開
東証1部のゼネコンD社~またも欠陥工事疑惑|特別情報
今期に入っても利益は堅調に推移しているが、新たな施工不良問題が一部媒体で取り沙汰されている。既報の横浜マンション問題は傾いていない4棟についても鉄筋切断の疑いが発覚し、今年3月の住民説明会で、当社が施工不良を認めて全棟建替えを正式に提案する事態となった。これにより追加損失は膨らみ、平成28年3月期での損失計上額は約90億円にものぼった。合計177億円の損失計上となった責任を取り、役員報酬カットも実施された。一昔前なら深刻な信用不安にも繋がりかねない額だったが、足元の好業績で十分にカバーし、業績への影響は一段落付いた格好。しかし今度は、神奈川県横須賀市のマンションで、耐震用スリットの多くに不足や不具合があることが、管理組合より依頼を受けたコンサルタント会社の調査で発覚し、当社は暫く対応を放置していたが、ここにきて住民側との話し合いを持つようになった旨の話が、最近一部の媒体で取りあげられている。耐震スリットの不備といえば、今年X社でも名古屋で同じような事態が発覚し損失計上を行った。関係者の話では、本件については、当然建替えるような話ではないとの事で、当社が欠陥工事を認め修繕する場合でもX社同様…
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