2016年7月13日 公開
東証1部の電子デバイス製造S社~資金繰り不安|特別情報
ここにきて資金繰り不安説が潜航しており注目されている。最近の主力受注先の不振、円高進行、中国市場の後退や中国・台湾メーカーとの競合など取り巻く環境は厳しく業績は急激に悪化。多額の投資を行い社運を賭けるとされていた工場の建設が頓挫しているのではとの話もある。平成28年3月期は経常赤字に加え、早期退職を含めた事業構造改善費用などの特損計上を余儀なくされた。同期末の現預金は1年間でほぼ半減となったなか、4月末以降大変厳しい資金繰りを余儀なくされている。このような中、5月末を前にコミットメントラインの利用を依頼したが、連続最終赤字によるコベナンツ抵触を理由に銀行団から利用を断られ、資金ショートの危機に陥ったとされる。なんとか主力得意先に前払いを要請し、その僅かな期間のつなぎ融資を銀行団から受けることで最悪の事態は回避された。6月末の決済もなんとか乗り切ったとされるものの、得意先からの前受け金頼みで当面の資金繰りは綱渡りの状況にある。現在…
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