2016年3月16日 公開
東証2部の衛生材料A社~製品自主回収で今期も赤字見通し|特別情報
平成27年3月期の大幅赤字を受けて社長交代人事を敢行し業績立て直しに着手し、28年同期は中間時点まで順調に推移し、関係筋からも安堵の声が聞こえ始めていた。
しかし、そうした矢先の昨年10月、滅菌ガーゼなど約8,300品目の製品について滅菌工程で不備があったとして自主回収及び出荷停止を発表。翌月出荷は再開されたが、衛生材料メーカーとしてあってはならない事態で、当社への問い合わせも殺到していた模様。一部医療関係筋からは「治療していた患者で化膿したケースがあったが、ガーゼに問題があったのかも」との声も漏れ聞かれる。当然ながら業績面への影響が懸念されていたが、先月発表された通期業績予想の修正によると、自主回収による売上減少に加えて回収関連費用の損失により経常段階からの赤字となり、痛恨の無配転落が確定的となっている。
この結果を受けて役員報酬の一部自主返上を実施。更に主力行による引き合わせか、当社と同業で産科・婦人科向け用品に強みを持つX社と業務提携に向けた協議開始に着手するなど信用失墜からの再建へ向けた素早い動きも一方で見られる。ただ、自主回収について・・・
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