2016年3月3日 公開
南洋水産(有)|鹿児島市
【業種】 魚介・水産物養殖
【倒産形態】 行き詰まる
【負債総額】 22億9,400万円内外(27/10)
特別情報鹿児島版(H24.11.15、H26.4.15他)、鹿児島支社東経情報会、東経情報「CD企業」で既報の当社は、2月1日に続き2月25日の決済が連続して不調に終わり経営破綻が表面化した。負債総額は平成27年10月期で22億9,400万円内外であるが、詳細は精査中。
旧・鹿児島郡桜島町(現・鹿児島市桜島町)で養殖業を営む(有)折田水産(平成11年10月解散)の関連会社として平成9年11月創設。鹿児島市吉野町竜ヶ水、鹿児島県姶良市脇元白浜で、かんぱち、ぶりの養殖を中心に手掛け、県内外魚市場に販路を形成。また、新鮮な海鮮料理を提供する「海鮮味楽亭 潮風 金生店」「海鮮漁場 潮風 吉野店」「海鮮味処 潮風 真砂店」「海鮮和食 潮風 谷山店」を相次いでオープン。竜ヶ水漁場では釣りイカダを開設するなど積極的な事業を展開。
更に平成18年5月、本社不動産、平成20年7月には鹿児島県垂水市の養魚場不動産なども取得するなど拡大投資が奏功し、年商10億円を超える企業規模に成長するに至った。
しかし、収益力は魚価相場に左右され、企業体力の構築は遅々として進まず、平成20年4月、平成20年8月に相次いで動産譲渡登記が設定。注目が寄せられた中、平成23年10月期は年商19億円近くまで伸ばすも赤字決算で終止。
設備投資、在庫負担などに伴う10億円超の借り入れ負担は重く、支払いぶりに変調を来した結果、財務収支軽減措置を講じ、平成24年10月期はデューデリで10数億円の債務超過の実体を露呈。以降、不採算の飲食店を閉鎖するなど経営の効率化を図り再建を目指したが、収支改善には至らず、ついに今回の事態となった。
業種 | 魚介・水産物養殖 |
倒産形態 | 行き詰まる |
所在地 | 鹿児島市祇園之洲町17 |
設立 | 平成9年11月 |
創業 | 平成9年11月 |
資本金 | 900万円 |
年商 | 9億1,300万円内外(27/10) |
負債総額 | 22億9,400万円内外(27/10) |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2014年04月15日
2012年11月15日
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