2016年3月2日 公開
ジャスダックのオンラインゲーム開発Y社~連続赤字|特別情報
平成16年の新規株式公開時の年商は10億円に満たなかったが、企業買収によって業容を拡大し、20年12月期には100億円を突破した。買収した企業の中にはファイナンス事業、商品先物取引といった本業とは程遠い企業も含まれており、リーマン・ショックによってこれらの事業がアダとなり、20年12月期は過去最高の年商を計上した半面、上場以来初となる赤字決算となった。その後は子会社の整理に手間取り、ピーク時に19社あった連結子会社は、25年12月期末には僅か3社となり、年商も10億円弱まで縮小した。その後ようやく反転攻勢に出たものの、営業赤字が続いているとして、ついにGC重要事象等の記載が付けられることとなった。M&Aは27年12月期には入るとさらに加速し、期末までに連結子会社は6社増加して10社となった。M&Aはすべて株式交換で行われている。なお、27年7月にX社を引受先とする新株3億円と新株予約権9億円(権利行使後の払込予定額)を発行しているが、調達資金はコンテンツの開発費と広告宣伝費に充てられる予定となっている。こうして27年12月期は規模拡大に舵を切ったものの、引き続き経常赤字となり、最終損益も減損損失等が嵩んで大幅な赤字となった。特に祖業であるオンラインコンテンツ事業に一向に改善の兆しが見えてこない。当社としては・・・
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