2016年1月4日 公開
ラムスコーポレーション(株)、他38社|東京都港区
【業種】 船舶向け各種手続き代行、船舶保有SPC
【倒産形態】 会社更生手続開始決定
【負債総額】
平成27年11月11日付で、債権者より会社更生手続開始を申し立てられ同日、保全管理命令を受けていた当社及び海外の関連会社38社(シンガポール共和国24社、パナマ共和国14社)は、平成27年12月31日に東京地裁より会社更生手続開始決定を受けた。更生管財人には保全管理人の進士 肇弁護士(篠崎・進士法律事務所、東京都港区虎ノ門1-6-12、TEL 03-3580-8551)が選任された。負債総額は調査中であるが、39社合計で1,000億円を上回る見通し。
当社は、シンガポール、パナマで船舶保有SPC(特別目的会社)を束ねる外航船保有大手ユナイテッドオーシャン・グループ(以下、UOG)の1社として、船舶の入港から離港までに必要な各種手続きの代行などをし、平成27年3月期には売上高1億1,148万円を上げていた。
しかし、近年の海運市況悪化による収益低迷から、借入金の返済が進まず、資金繰りが悪化していた。
なお、平成27年11月11日に興銀リース(株)(東証1部上場、東京都港区)の子会社でSPCのCygnus Line Shipping S.A.(以下、CLS)が、UOGグループのUNITED OCEAN HULL No.S-1531 S.A.(パナマ共和国、同代表、船舶保有目的会社、資本金1万米ドル、以下、UOH)に対して、債権者として東京地裁に会社更生手続開始を申し立てた。CLSは、UOHに対し船舶建造資金として36億6,800万円内外を貸し付けており、対象船にはCLSを第1順位とする抵当権が設定されているが、興銀リース(株)は貸付債権のうち、担保などで保全されていない部分に対し、平成28年3月期に貸倒引当金7億円内外を計上する予定。
業種 | 船舶向け各種手続き代行、船舶保有SPC |
倒産形態 | 会社更生手続開始決定 |
所在地 | 東京都港区愛宕2-5-1 |
設立 | 平成7年9月 |
代表者 | ヴィパン・クマール・シャルマ |
資本金 | 3,000万円 |
年商 | 1億1,148万円(27/3) |