2015年10月8日 公開
秋田県北生活(協)|秋田県大館市
【業種】 各種食料品小売り、燃料小売り
【倒産形態】 破産手続開始申立
【負債総額】 12億7,000万円内外
10月7日、秋田地裁大館支部へ破産手続開始を申し立てたことが判明した。申立代理人は石黒 保雄弁護士(丸の内中央法律事務所、東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング1204区、TEL 03-3201-3451)。負債総額は債権者である日本生活(協)連合会(東京都渋谷区)と生活(協)連合会コープ東北サンネット事業連合(仙台市泉区)向けに、12億7,000万円内外が見込まれている。
秋田県大館市を中心に秋田県北を事業エリアとし、食品や日用品、衣類など生活物品の共同購買活動を主体に、灯油の配達なども行い、ピーク時の平成6年3月期には90億円内外の売り上げを計上していた。
しかし、他社との競合激化を背景に売り上げは減少をたどったことから、平成10年から経営再建に着手。平成15年には従業員90名内外を解雇するなど、再建を進めたが、大型店進出により競争は激しさを増し、平成21年3月期では売り上げが18億円台にまで減少。平成23年3月期には11億円内外の赤字決算で事業継続が困難となり、平成25年9月に生活(協)コープあきたへ共同購入事業、灯油配達事業、共済事業の3事業を譲渡。秋田県北部の組合員4万人内外、従業員70名内外も生活(協)コープあきたへ移行し、当組合は清算の準備に入っていた。
生活(協)コープあきたへ事業譲渡後の平成26年3月期売り上げは9億5,000万円内外で、残った不動産の処分などの整理が一段落したことから、今回の措置となった。
業種 | 各種食料品小売り、燃料小売り |
倒産形態 | 破産手続開始申立 |
所在地 | 秋田県大館市釈迦内字山神社後30-12 |
設立 | 昭和33年3月 |
代表者 | 理事長 佐藤 敏彦 |
資本金 | 出資総額 2万円 |
年商 | 9億5,000万円内外(26/3) |
負債総額 | 12億7,000万円内外 |