2015年9月7日 公開

(株)イッコーズ｜東京都大田区

【業種】 合成樹脂製品加工・販売
【倒産形態】 弁護士一任
【負債総額】 12億円内外

特別情報東京版(H25.6.7)、東京支社情報会(H27.7.14、H27.8.6)にて既報の当社と、関係会社の(有)ケーテック（川崎市川崎区砂子2-5-11、石澤 祐樹代表、プラスチック・樹脂製品製造、平成11年4月設立、資本金300万円）の2社は、9月7日付で事業を停止し、事後処理を大山 滋郎、石崎 冬貴の両弁護士（横浜市中区日本大通7 日本大通7ビル8階、TEL 045-680-0572）他に一任している。負債総額は12億円内外と見られるが、変動する可能性がある。

平成18年7月に設立した合成樹脂製品加工・販売会社。粘着テープや保護フィルム、特殊フィルムなどを(有)ケーテックで製造し、当社が販売する形態で、東京本社の他に拠点として、新プロジェクト事業所（川崎市川崎区）や埼玉工場・倉庫（埼玉県草加市）、佐賀支店（佐賀県小城市）、再生医科学応用研究所（北九州市若松区）を配していた。

平成25年ごろからバイオサイエンス事業にも進出し、販売先増加とともに売り上げは増収基調で、平成26年5月期年商は24億円内外を計上。平成26年10月にはスリット加工業者の(有)寿紙工（現・当社埼玉工場）を吸収し、新たな製造工程を得た他、半導体保護フィルムや高性能除じん用ロールクリーナーなどの販売が伸びた平成27年5月期は年商42億円内外を計上したとされる。

一方、売り上げ急上昇の裏で、市中筋には高額手形を持ち込み、現金化を拒否されていた上、グループ会社間による不適切取引の可能性を指摘（当社は否定）されるなど、先行きが注目されていた中、9月7日決済資金のメドが立たず事業継続を断念した。