2015年7月22日 公開
続報/(株)ジョー・コーポレーション|松山市
【業種】 建築工事、不動産
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 72億7,500万円内外
特別情報中国版No.160-28203-2「落胆」(H25.6.14)、No.160-28203-7「近況」(H26.6.11)、No.160-28203-10「高まる緊張感」(H26.12.26)他で経営難を報じ、2月25日付本情報号外で債務整理へ入ったことを既報の当社は7月15日、松山地裁より破産手続開始決定を受けていたことがこの程、明らかになった。破産管財人は山下 清弁護士(山下清法律事務所、松山市千舟町4-5-2 平成ビル4階、TEL 089-986-6960)、越智 顕洋弁護士(一番町法律事務所、松山市一番町2-5-20 藤倉ビル2階、TEL 089-961-1447)が選任されている。負債総額は72億7,500万円内外。
昭和25年6月に創業した中岡組が源泉。平成8年ごろより分譲マンション事業を本格化し業容を拡大、「サントノーレシリーズ」を中国、九州で展開し、後には関東にも進出した。平成11年12月期で100億円台を突破した売上高は、平成18年12月期に341億1,842万円まで拡大し、愛媛県の建設不動産業界においては、ナンバーワンにランクされるまでに成長を遂げた。
しかし、その後はマンション不況による販売不振や、得意としてきたパチンコ業界の低迷による受注不振などにより暗転。負債総額90億円内外を抱え、平成21年1月、松山地裁に民事再生手続開始申立を行い事実上倒産。平成21年8月には再建計画の認可決定を受け、一般再生債務29億7,000万円内外のうち10万円以上を対象に95%をカットし残りを10年返済する格好で再建を図っていたが、本業での採算改善に至らず債務免除などで借り入れを圧縮するなどもしていた。
また、肝心のスポンサー探しもうまくいかず、近年またも支払い遅延が頻繁に発生。今年に入り、ついに取引先に対する支払いが行き詰まり、延期要請や分割返済案を提示するなどしていたが、外部への資金協力要請も奏功せず、2月10日にはテナント及び賃貸マンション事業を他社に譲渡し、従業員20名が転籍。更にFC展開していた戸建て住宅事業も他社に譲渡し30名が転籍した。2月23日の決済は未履行、2月25日に事業を停止し事後処理を弁護士に一任し、債務整理に入っていたが、6月5日に松山地裁へ破産手続開始を申し立て、7月15日に破産手続開始決定を受けた。
業種 | 建築工事、不動産 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 松山市来住町1344-1 |
設立 | 昭和39年6月 |
創業 | 昭和25年6月 |
代表者 | 中岡 大起 |
資本金 | 9,000万円 |
年商 | 52億2,790万円内外(25/12) |
負債総額 | 72億7,500万円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2015年12月26日
2015年6月11日
2014年6月14日
特別情報とは
「倒産してからでは遅い」という声をよく聞きます。
たしかに与信管理や審査では事前の兆候について社内外からの幅広い情報収集は不可欠ですが、現実にはなかなか容易ではありません。
実は小社の「特別情報」は、独自の取材ルートと確かな実績で長年にわたり金融機関・総合商社をはじめとする審査のプロたちから一目置かれています。
審査マンの心強いパートナーとして、「特別情報」のご活用をお勧めします。
詳しくはお気軽にお問合せください。