2015年5月12日 公開
(株)たけはら、他2社|島根県大田市
【業種】 スーパーマーケット
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 16億1,329万円(3社合計)
特別情報中国版No.7451「ジャッジメント」(H22.6.18)及び広島支社定例情報会(H26.6.13)で経営難を既報した当社は5月11日、関連会社の(協)大田ファミリーデパート(島根県大田市大田町大田イ411、同代表理事、協同組合、昭和56年4月設立、出資金1,765万円)及び(有)パル・サービス(島根県大田市大田町大田イ411、同代表、商品券等販売、昭和57年2月設立、資本金3,500万円)と共に事業を停止し、同日付で松江地裁に対して破産手続開始を申し立て、同地裁より破産手続開始決定を受けた。申立代理人は中村 寿夫弁護士(中村法律事務所、松江市東本町5-16-9 山根ビル2階、TEL 0852-27-1613)が受任。破産管財人は和久本 光弁護士(弁護士法人山陰リーガルクリニック、松江市南田町62-6 パラディーゾビル3階、TEL 0852-23-4300)が選任されている。負債総額は、当社が10億7,722万円、(協)大田ファミリーデパートが5億0,373万円、(有)パル・サービスが3,234万円で3社合計16億1,329万円に上る見通し。
昭和21年2月に青果物販売を目的に創業、昭和34年3月に(株)主婦の店の商号で法人化し、食品スーパーの経営を本格化(昭和56年10月、現商号へ変更)。昭和56年4月、地元の小売業者17社が出資して設立した(協)大田ファミリーデパートが、昭和57年中にJR大田市駅前にショッピングセンター「パル」を開業し、当社は同施設の中核店舗として食品スーパーを運営していた。以降、新規出店を手掛ける一方で、雑貨店や携帯電話販売店などを開設し経営を多角化。平成10年1月期には34億円台の売上高を計上していた。
しかし、個人消費の低迷や大手量販店の台頭で競争は激化。業績悪化を余儀なくされ、不採算店舗の整理を進めていた。借入金の返済猶予も受けるなど厳しい資金繰りが続く中で、平成27年1月期には売上高が11億0,400万円内外まで減収。合理化を進めるも減収推移に歯止めが掛からず、自力再建を断念した。
なお、(協)大田ファミリーデパート及び(有)パル・サービスは、当社に連鎖する形でこの度の事態となった。
業種 | スーパーマーケット |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 島根県大田市大田町大田イ661-2 |
設立 | 昭和34年3月 |
創業 | 昭和21年2月 |
従業員 | 100名 |
代表者 | 竹原 博之 |
資本金 | 3,200万円 |
年商 | 11億0,400万円内外(27/1) |
負債総額 | 16億1,329万円(3社合計) |