2015年4月23日 公開

(株)アートヴィレッヂ｜東京都墨田区

【業種】 衣料品製造・販売
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 39億8,000万円内外（26/2期末）

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特別情報東京版（H27.4.15）で「主要役員辞任・不渡り回避？」と報じた他、過去、特別情報東京版（H23.9.2、H24.6.28、H25.10.30、H26.9.30）や東京支社情報会（H27.2他）などで既報の当社は、4月22日付で東京地裁に民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は相葉 和良弁護士（東京都中央区銀座8-15-15、TEL 03-3524-0678）で、負債総額は平成26年2月期末時点で39億8,000万円内外。

昭和50年4月に設立しメンズ・レディースのヤングカジュアルウエアの販売で、サーフブランドの扱いを主体に2000年代より直営店舗の積極展開を進め「Ｂｅａｃｈ　Ｓｏｕｎｄ」などの店舗名で一時は全国に100店舗内外を有し100億円近い売上高を計上していた。

しかし、大震災以降は被災などによる財務悪化を背景に支払い条件の変更や60店舗近く閉鎖を進めるなど急速に経営は悪化。

この間、大手商社の撤退が聞かれ業界内で先行きを不安視する声が続き、市中金融筋でも当社振り出しの手形割引が否決されていた。

今年に入ると、2月28日付で当社代表の子息及び財務管理担当の取締役が辞任。関係の深い(株)ピート（東京都墨田区錦糸1-11-16、衣料品製造）の役員辞任とあわせて注目された他、3月には一部仕入れ先に対する支払いを延期し資金繰りの変調が露呈。ついに、今回の法的整理となり、今後(株)ピートについても注目が集まりそうだ。

なお、4月28日午後にヒューリックホール（東京都台東区浅草橋）にて債権者向け説明会が開催される予定。

業種	衣料品製造・販売
倒産形態	民事再生手続開始申立
所在地	東京都墨田区石原4-15-4
設立	昭和50年4月
従業員	100名
代表者	赤池 輝子
資本金	5,000万円
年商	41億5,200万円内外（26/2）
負債総額	39億8,000万円内外（26/2期末）

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