2015年3月4日 公開
エスケイ(株)(旧商号・山陽工業(株))|広島市中区
【業種】 不動産管理
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 75億7,000万円内外
広島支社特別情報No.6750(H21.3.30)「経営体制刷新へ」他で既報の当社は、平成27年2月23日 午後5時、広島地裁より破産手続開始決定を受けた。事件番号は平成27年(フ)第59号。破産管財人は、中井竜弁護士[広島総合法律会計事務所,広島市中区東白島町14-15NTTクレド白島ビル7階,TEL082-227-1100]。
当社は、上記年月日に山陽建材工業(株)として法人化、昭和25年4月に山陽工業(株)に変更し、建設業に本格参入、平成8年5月期には117億6,991万円の年商を挙げ広島地区トップクラスの地場ゼネコンに成長した。
ただ、その後、広島県内3ヶ所、山口県内2ヶ所で大規模な流通・工業団地の開発を手掛け、それに伴い多額の借入金を導入したものの、販売不振で14年5月に、会社分割を実施。関連会社(株)山興[当社同所]に負債を移管させ、当社は身軽になった。ただ、その後、20年に破綻した(株)アーバンコーポレイション [広島市中区]と、(株)アルデプロ[東京都新宿区]、また、21年に破綻した章栄不動産(株)[広島市中区]に相次いで回収難が発生し、その対応が注目されていた。
そこで、21年5月に再度会社分割を実施。関連会社の広島セキエイ(株)[広島市安佐北区]に社員を含め建設部門を移管させ、社名も山陽工業(株)に変更、メインバンクの関係等により新資本を構築、創業一族を退任させ、経営体制を刷新させた。一方、負債を抱えた当社は、21年5月1日付けで現商号のエスケイ(株)とし、特別清算の方向としていた。
そして、この程 手筈が整い、法的手続きの運びとなったが、税務負担が発生する関係などから、当初予定していた特別清算から破産に切り替えた。負債総額は、関連会社の保証債務60億円内外を含め75億7,000万円内外。
業種 | 不動産管理 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 広島市中区十日市町1-1-9 |
設立 | 昭和24年9月 |
代表者 | 柴田 修身 |
資本金 | 1,000万円 |
負債総額 | 75億7,000万円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2009年3月30日
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