2015年2月19日 公開
川上石油ガス(株)、他1社|熊本県人吉市
【業種】 燃料小売り
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 13億3,000万円内外(2社合計)
特別情報熊本版「多難含み?」(H25.7.18)、特別情報熊本版「二転三転の末に」(H26.4.24)、熊本支社情報会などで既報の当社及び関連会社の人吉タクシー(株)(熊本県人吉市九日町66-4、川上 典孝代表 他1名)は、2月16日付で熊本地裁に民事再生手続開始を申し立て、同日保全処分を受けた。申立代理人は山之内 秀一弁護士、他2名(山之内法律事務所、熊本市中央区九品寺2-6-50、TEL 096-366-2886)、監督委員は三浦 宏之弁護士(三浦・江越法律事務所、熊本市中央区草葉町4-20、TEL 096-324-1070)。申立時点の川上石油ガス(株)の負債総額は12億円内外、人吉タクシー(株)の負債総額は1億3,000万円内外。
ガソリンスタンド経営を主体にボウリング場「人吉スターレーン」を併営し、関連会社には人吉タクシー(株)、太陽光発電システム販売施工のエコライフ(有)を有してRISSグループを形成するなど当地区トップクラスの企業規模を誇ってきた。
しかし、ハイブリッドカー、低燃費車の普及などで営業環境は年々厳しさを増し、石油製品は高騰するも販売数量は減少し売り上げは頭打ちで諸経費負担から欠損が常態化していた。採算性が悪化する中、過去からの設備投資や多角化に伴う借入金負担は重荷となり、店舗閉鎖や遊休不動産の売却、返済条件の変更でしのいでいた。
こうした中、抜本的な資金運営の是正を図り、再生支援協議会の下での再建を模索。ただ計画の練り直しもあり再建スタートが遅れた感は否めず、更なる遊休資産の売却で借入金の圧縮が進むのか不透明な部分もあり、関係者の全面支援をよそにキーマンの胸の内が注目されていた。
業種 | 燃料小売り |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 熊本県人吉市瓦屋町1701-1 |
設立 | 昭和46年10月 |
従業員 | 38名 |
代表者 | 冨家 正幸 |
資本金 | 9,500万円 |
年商 | 10億円内外 |
負債総額 | 13億3,000万円内外(2社合計) |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2014年04月24日
2013年07月18日
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